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  1. 静岡市議会 2021-10-04
    令和3年 都市建設委員会 本文 2021-10-04


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯畑田委員長 ただいまから、都市建設委員会を開きます。  本日は、お手元の審査順序のとおり、建設局が所管する決算1件、議案5件の審査を行います。  このほか、報告事項が2件あります。  審査に先立ちまして、委員の皆さんと説明員の皆さんに申し上げます。  委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言されるようお願いします。また、新型コロナウイルス感染症予防のため、マスク着用のまま発言していただくようお願いします。  なお、換気のため、窓は開けたままとしていただきますよう御協力をお願いします。  次に、説明員の皆さんに申し上げますが、パネル等を用いて説明される場合には、委員会記録に説明内容が正確に記録されるよう、例えば、この図のとおりですなどと簡略化した説明ではなく、言葉として内容を細かく説明するようお願いします。      ────────────────────────────── 2 ◯畑田委員長 それでは、決算審査に入ります。  認定第1号中所管分を議題といたします。  本件について、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 3 ◯畑田委員長 ただいまの説明に対する質疑に入ります。  発言の際には決算書の番号、ページ数、項目等を述べていただくようお願いします。  質疑はありませんか。 4 ◯福地委員 私から、1点、主要施策成果説明書の402ページ、403ページ、都市計画道路宮前岳美線について、教えてください。  宮前岳美線ですけれども、北街道から県立総合病院のほうにつながるとても重要な、ふだんの生活道路としても、また、災害が起きたときにもとても重要になるであろう道路ですけれども、拡幅事業が何とも時間がかかっているなという印象を強く持っています。これについて、これまでの状況、何年かかって、今、どれぐらいまで来てるのかという状況を教えていただきたいと思います。 5 ◯武田葵南道路整備課長 都市計画道路宮前岳美線街路整備事業について、事業着手から長期間が経過しているが、これまでの状況はとの御質問でございますが、パネルを用いて説明させていただきます。  当該街路整備事業は、市の南北軸を形成する幹線道路である、通称、唐瀬街道の4車線化を進めるもので、県道静岡清水線との交差点から国道1号バイパス唐瀬インターチェンジの交差点を経由し、しずてつジャストライン唐瀬営業所のある市道岳美2号線との交差点までの延長2,300メーターの整備であり、この事業区間を5工区に分け、平成2年度から事業を進めております。これまでに、北側から第1工区477メーター、第2工区367メーターの延長844メーターは整備が完了しており、4車線で供用しております。
     なお、事業の着手から期間を要している要因といたしましては、市街化区域における多くの地権者の方々の御協力をいただきながら事業を推進しておりますが、4車線化及び両側の歩道の拡幅のための用地取得、物件補償や既設道路下に埋設されている雨水管線の付け替え工事等に時間を要したことが挙げられます。 6 ◯福地委員 用地の取得であったりいろんな交渉ごとが多く、地権者も多く、時間がかかるということでありましたけれども、私、毎年ここの自治会長さんたちと国土交通省要望活動に行かせていただいているんですが、街路の担当の課長さんだとかそういった方から、ピンポイントで要望をしてくれないかと。例えば危険な交差点があるなら、全体ではなくてここをやってほしいというふうに明確に要望をしていただきたいと、毎年言われるんです。確かに長い唐瀬街道ですから、その中でも危険な交差点、例えば静岡市立高校のところの交差点だったり、その南側にエスポットがあるんですが、エスポットのホームセンターの角の交差点、そういったところが本当に危険だなというところがあるものですから、例えばそういったところから先に着手することができないのかどうか。令和2年度には、その交差点に新築の住宅も、今、建っているような状況であります。もちろんそこの地権者さんは、土地の運用をまだ先、20年、30年まだ道路が来ないんであれば、当然考えるということでありましょうから、ぜひそういったところを、これから工事を進めていく上で交渉が余計に難しくなるようなことがないようにしていただけたらなと思うんですけれども、そういうところも踏まえて、現在の進捗状況と今後のスケジュールを教えていただきたいと思います。 7 ◯武田葵南道路整備課長 現在の進捗状況と今後のスケジュールについてでございますが、現在は、3工区641メーターの区間において事業を推進しており、これまでの用地取得率は約99%、事業費ベースの進捗率は約90%、引き続き完成に向け進めてまいります。  なお、今年度から協議会並びに地元の皆様の御協力をいただき、市立高校までの4工区、延長622メーターの事業に着手し、道路の詳細設計を実施中でございます。また、今、委員から御指摘のとおり、例えば市立高校の交差点の辺りの詳細設計をやりながらしっかり考えさせていただきますので、よろしくお願いします。 8 ◯遠藤委員 主要施策成果説明書の382ページなんですが、中部横断自動車道事業推進経費について、お伺いします。  中部横断道なんですが、先月、甲府までがオープンいたしまして、最初から静岡県側に降り口が1つもないと、山梨県側はたくさんあるんだけど。そういう中で、本当に思い出しますと、まだ望月義夫議員が元気なときに、道路局長並びに幹部2~3人が来まして、両河内の工事が始まる前だったんですが、現場へ来ていただきまして、どこがいいかということで2か所ほど見て、その後、古い両河内生涯学習交流館で説明会、また意見交換会をやらせていただきました。もちろん市のほうも来ていただきまして、その中で、僕らも感激したのは、国土交通省が作った中で両河内スマートインター候補地と載せた中で、我々も意見交換会とかやられて、本当に有り難いなと思ったことを思い出します。その後、これまで中部横断自動車道の推進建設に関する要望活動を精力的に実施してきたと思いますが、その成果について、最近ちょっといろいろ前向きな発表もありましたものですから、お聞きいたします。 9 ◯杉村道路計画課長 中部横断自動車道要望活動の成果についてお答えします。  これまで、同自動車道について、国をはじめとする関係機関に対して、大きく3点について、静岡藤枝地域議員連盟の皆様や静岡商工会議所と効果的な要望活動を実施してまいりました。  1点目が、南部インターチェンジから下部温泉早川インターチェンジ間について、令和3年夏頃の確実な完成。  2点目が、両河内スマートインターチェンジ早期事業化。  3点目が、基本計画区間である(仮称)長坂ジャンクションから八千穂高原インターチェンジ間の早期事業化についてでございます。  要望活動を実施した結果としまして、静岡山梨間が先頃8月29日に全線開通をしました。また、8月6日には、両河内スマートインターチェンジ新規事業化が発表され、大きな成果を得ることができました。今後は、基本計画区間である(仮称)長坂ジャンクションから八千穂高原インターチェンジ間の早期事業化に向けて、引き続き沿線の関係自治体と連携して、国等に要望をしてまいりたいと考えております。 10 ◯遠藤委員 それで、全国で何か所と可能性調査をやって、認定されてから、今度は事業化が決定したわけなんですが、それについては、本当、皆さんの要望活動が実ったということで感謝しております。既に、工事の前にカルバートという穴を開けるやつなんかが大きいのが入れてあるというお話と、今回の補正で、認定道路なんかも工事要望して、まだ計画のあれも2つほどやってくれてあって、積極的にやってくれていると思うんですが、ある意味で、国土交通省NEXCOがやる仕事ですよね。それに対しまして、今後、早期完成に向けて、事業化をどういう形で静岡市が、もちろん地元の人たちはなんとか一日も早く、また、話によると、インターチェンジができたらどのように地域を活性するんだとかいろんな面もあると思いますし、全力を挙げて、気の早い人は何年頃にできるだねなんて話も出ちゃっている話だもので、その辺のこと、今後の要望活動、また、一番いいのは、何年頃できるよなんていうのが分かれば地域の人もそうだし利用する人たちも心強いと思うんですが、その辺のことをちょっとお聞きします。 11 ◯杉村道路計画課長 両河内スマートインターチェンジの事業化につきましては、それこそひとえに議員の皆様に手厚い御支援をいただいたことに改めまして深く感謝申し上げます。ありがとうございました。  同スマートインターチェンジの今後の進め方についてでございますが、今、お話に出ました関係事業者であるNEXCOと、今後、事業区分ですとか費用負担、さらには工事工程等について調整を進めてまいります。また、スマートインターチェンジへのアクセス道路、興津川とか橋梁を含めまして、調査、設計、関係機関協議を行ってまいります。また、並行して、地元関係者並びに沿線地権者の皆様にも丁寧な説明や用地交渉などを行い、本事業への理解を得ながら、円滑な事業推進早期完成を目指してまいります。  なお、両河内地区の悲願であった同施設が実現するため、地元の熱意をしっかり受け止めながら、地域と一体となってスマートインターチェンジを効果的に活用する施策も検討してまいりたいと考えております。  先ほど、遠藤委員のほうから、完成が何年頃というお話もあったんですけれども、これから調査設計、それこそ用地買収等も進めていくという中では、今はっきりと何年後ということは申し上げられないので、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。早期完成に向けて、しっかり頑張っていきたいと思います。 12 ◯遠藤委員 私も、特別委員会でも中山間地調査特別委員会に入っているんですが、田舎のほうにいますと、例えば中部横断道のインターができるよとか、今度スマートインターがオープンするよとか、行政とか国の大きなプロジェクトが来ると、例えば宍原を考える会ができたり、スマートインターができるから地域でどうしてやろうとかと、やっぱり地域の活力はすごく大きな力になるわけです。ぜひ一日も早く実現できるようにお願いしたいと思います。 13 ◯加藤委員 事務事業総点検表325ページの急傾斜地崩壊対策事業について、お伺いいたします。  325ページ、上から2段目なんですけれども、昨今では熱海の土砂災害等を受けて、急傾斜地付近の住民の皆さんにも不安の声が上がっている状況であります。聞いたところによりますと、急傾斜地崩壊対策事業の箇所というのが、各地域から100件以上要望が上がってきているということでございまして、多大な時間とコストがかかる状況だと思います。市民を守るためには大変重要な事業だと思いますが、令和2年度の取組として、どういった形で取り組んでこられたのか。もしくは、危険度の高いところから、今後、工事を考えていくことも必要なのかなと思っているんですが、現状の考え方について、お伺いできればと思います。 14 ◯野田建設政策課長 急傾斜地崩壊対策事業について、危険度の高いところから順に工事すべきであるということの御質問にお答えしたいと思います。  まず、事業の概要でございますけれども、急傾斜地崩壊防止施設は居住する方の負担で建設することが原則ではございますが、工事が高額で非常に困難なことから、市民の皆様の命を守るために、県が急傾斜地の崩壊危険区域を指定して施工している事業でございます。設置工事は、県に要望した順番で施工しておりますが、確かに危険度の高い箇所から工事してほしいとする御意見もございます。要望された地域の皆様には、斜面に変化が生じた場合、御連絡いただくことになっております。また、これを受けて、直ちに現場状況を確認し、県に報告して、改めて緊急性、危険性を判断して、優先順位について検討をいたしております。  現在の指定箇所は157か所ございまして、進行中の箇所は31か所となってございますが、引き続き県と協議をいたしまして、地域の皆様が安心して暮らせるよう引き続き取り組んでまいります。 15 ◯加藤委員 県が主体ということですので、引き続き、静岡県と連携していただきながら、より災害に強いインフラ整備、事業展開をお願いしたいと思います。要望・意見については後ほど申し上げます。  続きまして、同じく事務事業総点検表の327ページ、道路、河川占用許可事務について、お伺いをさせていただきます。  上から5段目ですけれども、今年の3月頃、神戸市北区のほうで、個人所有の橋を所有者が封鎖をしてしまって近隣住民とトラブルになったという報道がありました。この橋は約50年前に住宅地を開発した際に設置された橋ということなんですが、市に移管をされていなかったということだったようです。本市においても、このように、市が管理する道路に個人所有の橋が存在してしまっているという実態があるのかないのか。まず、一度お伺いをさせていただければと思います。 16 ◯宮原土木管理課長 市が管理する道路に個人所有の橋梁が存在するかという御質問につきまして、お答えいたします。  神戸の事例ですけれども、異なる市道と市道の間に河川があって、その市道をつなぐ橋梁が私有物であって、その橋梁の老朽化を理由に、所有者の方が橋梁を封鎖したために住民の生活権が阻害されたというものと認識しております。  本市が河川占用を許可している橋梁につきましては、占用者が敷地内の通行等を目的とした架橋で、占用者が維持管理を行っていく私有物でございます。神戸の事例を受けまして、道路台帳による調査確認を行いました結果、本市市道間をつなぐ橋梁に個人の占用橋は存在しておりません。橋梁の全ては市道認定をされまして、市の財産として市が適正に管理できていることから、神戸市のような事例は発生しないものと思われます。また、静岡市市道路線認定要綱に、道路の構造条件として、起点終点のいずれかが公道に接続することと規定しておるものですから、今後も引き続きこのような事例が発生することのないように、適正な市道認定に努めてまいりたいと思っております。 17 ◯加藤委員 本市にはそういう個人所有の橋は実体がないということで、安心しました。引き続き、市道路線、市民に寄り添った認定、寄り添った対応をお願いしたいと思います。  それでは、同じく事務事業総点検表333ページの道の駅宇津ノ谷峠維持管理経費について、お伺いいたします。  道の駅につきましては、現在、全国で1,200もの数が設置されておりまして、国土交通省におきましても、重点道の駅、第3ステージの提言など、地方創生、観光を加速する拠点としての取組を行っています。本市においても、西のゲートウェイのような位置に宇津ノ谷峠の道の駅がありますけれども、こうした地方創生に資する取組について、今現在ありましたら、お聞かせいただければと思います。 18 ◯杉村道路計画課長 道の駅宇津ノ谷峠地方創生への取組についての質問にお答えします。  地域振興の取組としまして、昨年の3月に、丸子まちづくり協議会と道の駅の物産館の事業者であります天神屋が主体となって、弥次さん喜多さんが旅した宇津ノ谷峠を巡る健康ウオーキングを開催しております。この企画は、明治安田生命に応援をいただきましたが、明治安田生命は全国道の駅連絡会の特定賛助会員で、全国の道の駅で健康増進をテーマとした活動を行っており、本企画もその一環となっております。当日は120名の参加があり、駿府ウエイブの案内で、旧東海道宇津ノ谷の集落や蔦の細道等を歩きながら歴史や文化を学んでもらいました。また、歩くことはもちろんですけれども、食においても天神屋と静岡県立大学がコラボした健康弁当を販売しており、ウオーキング後の栄養バランスを考えたお弁当ということもあり、参加者から好評を得ております。  当日の参加者アンケートでは、9割以上の方から次回も参加したいと回答をいただいており、定期的なイベントとして実施していきたいと考えております。直近では、11月末の開催で調整を進めており、このような様々な企画を通しまして、地方創生に取り組んでまいりたいと考えております。 19 ◯加藤委員 非常に皆さん大変満足されているということですので、さらに、今現在、国土交通省も道の駅の宇津ノ谷峠の駐車場も拡幅しているということですので、さらにまた御尽力をいただければと思いますし、蒲原のほうでも9月補正でトライアルパークが整備されていくということでございますので、引き続き魅力ある事業創出を期待しています。  続きまして、同じく事務事業総点検表の337ページの一番上、道路サポーター制度の推進についてでございます。  道路サポーター制度の概要と実績について、まずお伺いをさせていただきたいと思います。 20 ◯加藤道路保全課長 道路サポーター制度の概要と実績について、お答えします。  静岡市道路サポーター制度は、市民の道路愛護意識の高揚、安全・安心、快適な道路空間の保全、維持管理費の軽減を目標に、地域住民と区行政が一体となって道路保全を行うため、平成18年9月に制定しました。試行期間を経まして、平成19年10月より本格運用を開始しました。これまでに、自治会、民間企業、NPOなど、多くの団体がサポーターとして登録をしていただき、清掃などの美化活動、植栽などの緑化活動ガードレールの塗装などの軽微な補修活動及び道路損傷情報の通報活動など、各団体で取り組める活動を行っていただいております。  道路保全課では、活動に利用する資機材の支給や貸与、そして、情報に関して迅速に対応を行っております。  次に、実績としまして、令和2年度は新たに6団体が登録をしていただきました。ただ、5団体が脱退しましたので、今現在、登録団体数は131団体、構成員の数としまして4,818人となっております。令和3年度も、引き続き本制度のさらなる周知・普及を図り、登録団体の拡充に向けて積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 21 ◯加藤委員 今の道路サポート制度なんですけれども、もう1点関連でお伺いできればと思うんですが、緑化活動とか様々やられていると思うんですけども、道路サポーターの方が道路修繕の御依頼をするときは、市のほうにはどんな形で通報をされているのか、教えていただければと思います。 22 ◯加藤道路保全課長 道路の修繕とか簡易なものに対しては、特に建設業の企業がサポーターとして登録していただいた中で、事前に申請された内容で、軽微なガードレールの塗装とかそういう修繕を活動としてやりますよということを、慈善活動計画として上げてもらっています。ただ、規制を絡めたり、費用がかかるような、そこまで大きなものは我々としても要求はできませんので、各企業さんができる範囲のものを地域で見つけていただいて、実施していただいているというのが現状でございます。 23 ◯加藤委員 では、最後の質問をさせていただきます。  主要施策成果説明書の616ページ、繰越明許費について、お伺いします。  丸子池田線(上川原)ですけれども、道路整備事業ということで3,000万円繰越しがありますけれども、この概要と現状の取組について、お聞かせいただければと思います。 24 ◯牧野駿河道路整備課長 丸子池田線(上川原)道路舗装整備事業における事業概要と現状の取組について、お答えいたします。  繰越し3,000万円の事業概要についてですが、国の令和2年度第3次補正による追加予算を受けまして繰越しの承認をいただき、工事を実施したものになります。内容は、JR安倍川駅近くのJR東海道本線、東海道新幹線をくぐる鎌田アンダーパス東側から静岡大橋方面に向かって舗装の劣化が著しい約230メートルの区間において、車道アスファルト舗装を2,500平方メートル実施するもので、令和3年6月に着手し、9月末をもちまして完成しております。  現状の取組としては、舗装の健全化を図ることを目的とした静岡市道路構造物維持管理計画に基づき、市内の幹線道路における路面のひび割れや平たん性等の劣化状態を定期的に点検診断し、この結果から計画的に補修が必要な区間を選定し、舗装整備事業を実施しております。 25 ◯宮澤委員 宮澤です。よろしくお願いします。  3点ほど伺いたいと思います。  まずは、主要施策成果説明書の377ページ、道路新設改良費に当たるのかと思うんですが、中央新幹線関連道路推進の工事ですね。県道三ツ峰落合線と県道南アルプス公園線の改良事業についてお伺いしますけれども、これは会派でも現地を視察させていただきました。住民としても大変期待が募っているというところで、この道路の整備状況について、現在の状況を教えてください。 26 ◯尾焼津中央新幹線関連道路推進担当課長 三ツ峰落合線と県道南アルプス公園線の整備状況ということですけども、本路線は、静岡市と井川地区を結ぶ重要な路線となっております。ただし、幅員が狭く急カーブも多い路線であるため、交通環境の改善に向けて、具体的な対策を計画的に進めているところです。  整備状況といたしましては、令和2年度末までに26か所の工事が完了しております。令和3年度も、引き続き13か所の工事を実施する予定となっております。今後も、地域の皆様を含めた道路利用者の利便性や安全性の向上を図れるような対応を積極的に進めてまいります。 27 ◯宮澤委員 もう1点だけ教えてください。  安竹議員から玉川も井川も着々と、そういった道路の面では進行しているということで話は伺っておりますけれども、地元の話らしいんですが、トンネル本体の工事に必要な出入口付近の整備がちょっと見えてこないよと。やっぱりトンネルを掘る上では、県や国の許認可や様々なものが必要なんじゃないかということで、課題もあるんじゃないかというような御意見もありました。重ねて、トンネル工事の進捗状況についての御説明をお願いします。 28 ◯尾焼津中央新幹線関連道路推進担当課長 県道トンネルの整備の進捗について、お答えさせていただきます。  現在、早期の工事着手に向けて、地権者との調整や管理者協議などの必要な手続を進めているところです。実際の作業には、トンネル工口、出入口の周辺において、作業ヤードの整備が必要ということがありまして、河川管理者や道路管理者、はたまた保安林の解除に向けた具体的な協議を進めているところです。  住民の皆さんも心配されていると思いますけども、実際の工事着手が、より具体的になった時点で、地域の皆様に向けた詳細な情報発信というのを心がけていきたいと思っています。 29 ◯宮澤委員 続いて、先ほど加藤委員から話がありましたけれども、急傾斜地崩壊対策事業ですけども、これは目標2箇所に対して実績が4箇所じゃないですか。先ほど件数が出ましたが、157件、簡単に言うと160件。160件を年間2件ずつやっていくと80年かかるわけですよね。ただし、今回みたいに年間4件ずつやっていくと、40年で終わると。だから、1年間にできる個数というのが大分違うし、今回は2件やっていくという目標に対し、4箇所というのは要は倍やったということですから大変すばらしかったなと思うんですが、この工事を早期に実現させていくためには、どんな取組が必要なのか。どういうことをやっていくと、今回みたいに倍にできるのか。その辺について、方針なり方策なり、お考えがあれば、教えてください。 30 ◯野田建設政策課長 急傾斜地崩壊対策工事の早期着工に係る取組について、お答えしたいと思います。  まず、本市の急傾斜地に係る事業整備状況でございますけれども、現在307か所を整備して、整備率は46.9%でございます。これは、県の平均の36.0%と比較して、遅れている状況ではございませんが、先ほど申し上げましたとおり住民の皆様の命を守る大切な事業でございますので、継続して要望を伺い、できるだけ早く工事が行えるよう県に働きかけをしてまいりたいと思います。昨年は工事が進捗をいたしまして、補正予算を組んで対応をさせていただいたところでございます。また、県に代わって市が急傾斜地の指定に必要な測量事務を代行する形で行っておりまして、こちらにつきましても、引き続き協同して進めてまいりたいと考えております。 31 ◯宮澤委員 また、後ほど、意見・要望で少し付け加えさせていただきます。  続いて、3)主要施策成果説明書の386、387ページの、河川改修事業費について、伺います。  昨今、異常気象の回数を見ても河川の水の流量が増えたりあふれたりということが、増えているなという印象なんですけれども、ここで伺いたいのが、河川における水位監視。こういったものを市内の河川はどういうところがあって、どのような水位の監視を行っているのか、その辺について教えてください。 32 ◯伊藤河川課長 静岡市が管理する河川において水位監視が行われているかという御質問にお答えをさせていただきます。  一昨年ほど前までは、静岡市独自の水位観測やその情報を提供する施策は行っておりませんでした。しかしながら、令和2年度、昨年度に、危機管理型の水位計を設置しまして、運用を開始しているところでございます。水位計は、平常時は1日1回ですが、洪水時は10分に1回の観測データの送信を行うなど、通信コストの削減と洪水時の細やかな水位変化の把握が可能な施設でございます。また、観測データは、国土交通省が運営する外部サイトである川の水位情報で公開をされております。これについては、ネット環境があれば、スマートフォンやパソコンなどから一般の方でもアクセス可能で、判断危険度の把握や自主防災に役立てていただけるものと考えております。設置箇所につきましては、昨年度の設置は、1級河川秋山川、1級河川大門川に1基ずつ、それから、2級河川浜川に2基を設置しております。  今後も、本システムの周知と利用促進を図るとともに、導入効果や利用状況を見ながら重要河川や氾濫常襲箇所への設置を行い、ソフト対策に細やかな管理も進めてまいりたいと考えております。 33 ◯宮澤委員 水位の監視というのは非常に重要なので、つけていただいて大変ありがたいんですが、重ねて伺いますけども、そういった中で、やっぱり津波の遡上で言って、静岡市が管理している河川でいうと、やっぱり浜川が一番対象になっておると思います。今、護岸とか水門の管理等もやっていただいて、津波浸水域は、しっかり作用すれば住宅地域には浸水しないと、レベル1ですけども、そういったことで大変地元の方々も喜んでおる工事であります。  重ねて、浜川の水門の運用の維持管理、今現在、どのようにこのシステムが行われているかということと、もう1つ、これは水位計、水の上下が見られるようになっているんですが、映像では今、見られないんですよね。そこら辺について、例えば県や国だと、サイポスみたいなもので、実際にカメラで映るじゃないですか。なので、この運用をしていくときにも、水位計だけじゃなくて実際の水位がどうなっているか映像で見られるように、県や国のシステムのように、そういったことがこれからの運用でできないかということを伺いたいなと思います。  今、NTTと確か直で連絡ができているということなので、何か工夫をすれば、ああいうように見ることができないかなということで、その辺について教えてください。 34 ◯伊藤河川課長 浜川の運用というんですか、水門を含めた維持管理と、それから、カメラで見られるようになるかどうかというところになりますけど、まず維持管理については、浜川の水門長寿命化計画に基づいて順次維持管理をしております。そういった中で、水門本体と、それから特殊堤の耐震補強工事は、本年度6月に完成をしております。運用については、遠隔監視システムを使って、静岡庁舎から遠隔監視をできる。異常時のメール配信、それから異常気象時の水門遠隔操作、これは開閉操作になりますけど、これが、今、可能となっております。  耐震補強工事が6月に完成したということなんですけど、それに合わせて、今、監視カメラの更新をしております。更新することによりまして、水門だけではなくて河口の状況などを確認できるようになり、津波の監視が可能となりました。ただ、これは管理上のカメラでの確認ということになりますので、宮澤委員がおっしゃったように、一般の方でも見られるようになるというのは、今後、運用を考えながら進めていきたいと考えております。  維持管理につきましては、順次やっているということで、より安全で、適切な運用管理ができるようになっております。維持管理につきましても、システム等専門業者に保守点検の業務委託をしておりまして、適切な維持管理に努めているところでございます。 35 ◯宮澤委員 庁舎のほうからは、今、カメラを新しくつけていただいたので、海側と河川としっかり見られるということなんですけれども、これはまた意見・要望で重ねてお伝えさせていただきますが、以前から話していますけど、地域の方々が、水の量が心配だからと行っちゃうんですよね。町内の防災委員とか町内会長とかになると、心配だからと行って、写真を撮って帰ってくるんですよね。これは大変に危険な行為だと思うので、やはり今の技術の中で、それこそ、いろんな今回予算の中でデジタルの活用みたいなのがあるじゃないですか。そういった予算の中に、ぜひこういった監視システム、国へちゃんと伝えていきながらそうやって予算も取って、デジタル化を、ぜひとも防災だとか河川の水位だとか、水の量を映像で見られる、そういったことにつなげていただけたらなと思います。  済みません、もう1点浜川ですけれども、水の流れということで言うと、実は海岸部分に砂が堆積してしまって、それで水の流れが悪くなるんじゃないかとか、水の流れをよくするためにはどういったことができるのかというのを、町内とか地域からも時々要望が出るんですけれども、その辺についてどのような対策を行っているのか、教えてください。 36 ◯伊藤河川課長 浜川の河川施設の維持管理をどのように行っているかということに、お答えをさせていただきます。  浜川の流れが悪い要因は、河川勾配があまりないというところと、それから、潮位の影響を受けるといったようなところでございまして、これには苦慮しているところでございます。このような状況の中、即効性のある対策として、河口及び海岸部分の河道掘削を行っております。どういう時期にやるかといいますと、台風などの異常気象発生前、発生後、それから、現地の状況調査を行って必要な措置を行うことで、流下能力の機能向上に努めているところでございます。 37 ◯宮澤委員 これで、河川の質問は終わります。  最後の質問で、今、水の流れが悪いという中で、潮位が上がっちゃうと、高潮と台風なんかいろいろ重なると水の流れが本当に悪くなっちゃって、水かさがいきなり増えてしまう。そういった中で、浜川流域に隣接する町内としては、中島学区があるんです。中島学区は、平均の海抜がちょっと低いところもあって、大雨のときにはよく床下浸水なんかもあって、以前は排水ポンプを設置していただいたりとかいろいろ対策を取っていただいてると思うんですが、今回の本会議でも、確か流域治水プロジェクトの中で浜川の話が出てきていたと思います。今後、中島のこういった浸水とかものに対して、例えば学校などの公共施設だとか、ほかの施設だとか、いろんな使い道だとかいろんな貯水の仕方があると思うんですが、どのような検討をされていくのか。今後、そういった対策が取れるような方法があるのかどうか、教えてください。 38 ◯伊藤河川課長 浜川の流域治水プロジェクトの取組について、御説明させていただきます。  近年の集中豪雨によりまして、水災害が全国的にも頻発化、激甚化する中、従来の河川整備だけではなかなか今後の気象変動の影響に耐え切れない状況にあります。水災害に備えるためには、これまで河川管理者のみが取り組んでおりましたが、いわゆる流域治水というところで、流域内のあらゆる関係者が一同となって対策をしていくと。例えば浜川流域でいいますと、県の施設があれば県もそこに対応していくという中で、民間にも依頼する、それから森林保全の関係とか、住宅の適切な誘導というようなものも含めて、一体となって対策をしていくというところになります。  浜川については、今年度中にプロジェクトを策定します。その中には、県の管理河川になりますけれども、興津川、庵原川など、市域を流れる、河川と一緒になって、静岡の地域流域治水協議会を3月に静岡県とともに設立しております。浜川の流域治水プロジェクトは今年度中に策定するということになりますけれども、この策定は、例えば浜川でしたら、市の河川管理者が策定するということではなく、いわゆる協議会の中で、一同となって意見もいろいろ出し合いながらプロジェクトを策定していくものになります。今年度中の策定になりますので、まだ策定途中、検討段階になっておりますけれども、今後については、流域貯留浸透施設の整備などのハード対策や、ハザードマップの周知啓発などのソフト対策を検討しております。  先ほど宮澤委員がおっしゃったポンプとか、流域を分けるとかそういった対策についても、その中で含めて検討をして、実施をしていきたいと考えております。  令和4年度以降につきましては、まずは、学校施設の流域貯留浸透の整備を進めていきたいと考えております。 39 ◯宮澤委員 河川課さんだけではやはり対応できないこともたくさんあると思いますけれども、周りの施設とも連携しながら、ぜひ地域の安心・安全のために、これからもよろしくお願いいたします。  最後にもう1点だけ伺いますけれども、国道150号について伺います。  3)主要施策成果説明書の378ページ、国県道及び市道整備のうち、国道150号の道路拡幅事業の進捗について教えてください。また、特にこれ、用地取得が課題になってきているとは思いますけれども、完了していない箇所などを中心に、教えていただきたいと思います。 40 ◯加藤駿河用地担当課長 国道150号久能拡幅道路整備事業の進捗状況についてですが、パネルを御用意いたしましたので、こちらを用いて御説明をいたします。  本事業は、駿河区と清水区の区境の駿河区根古屋を起点としまして、大谷三丁目を終点とします延長4.2キロメートルの区間について、現状2車線道路を4車線へ拡幅するものですが、令和2年度末、昨年度末までに約2キロメートルが整備完了しておりまして、進捗率は約48%でございます。  次に、用地取得につきましては、進捗率約83%でありまして、取得済み延長は、合わせて3.5キロメートルになります。このうち、古宿及び西平松の2地区につきましては、全て取得が完了しております。現在は、中平松地区を中心に、安居、根古屋地区の取得を進めているところでございます。  取得済用地は、面積ベースにしまして、中平松及び根古屋地区は8割程度、安居地区につきましては、9割まで進捗しているところでございます。 41 ◯宮澤委員 思ったより取得の進捗が進んでいてよかったなと思っているんですが、今後、さらに用地取得を進めていく上で、どのような取組を実施していくのか、伺います。実は、僕が町内会を回っている中で、組長さんだとか会議で言われるのが、旧道に車が入ってきて、旧道を飛ばすから、これを何とかしてほしい、西平松以降の中平松から清水側の町内の方がみんな言うんです。ただし、皆さんが用地を提供していただければ、早期の4車線化になるので、中に車が行かなくなるんですよね。分かりますか。町内の人たちが早く進めてほしいと言うんですけれども、じゃ早く進めるためには皆さんの土地を早く出してくれればいいんですよね、要は。そうすれば、中の旧道に車が行かずに、外の4車線のところに、せいせい車が通れるようになっていくと。こういったことで、自分もそういうものを伝えながら、用地取得の協力をぜひ行っていただきたいという話もしていきたいと思っているんですが、今年、これから用地取得を早期に進めていく上で、どのような取組をしていくのか、重ねて教えてください。 42 ◯加藤駿河用地担当課長 委員がおっしゃるとおり、まずは地権者の皆様に、それぞれ御事情がおありですので、まずは個別に丁寧にお話をさせていただくということが基本となります。一方では、地域におきまして、自治会を中心とする事業推進に向けた協議会を設置されてございます。この会合の中で、事業全体の進捗状況ですとか課題等について、自治会や部農会の役員の方々と定期的に共有を図らせていただいております。  用地取得につきましても、地権者への情報提供ですとか地権者の意向、要望などを、この協議会の中で把握をすることができますので、スムーズな契約につながるなど、地域の皆様の大きな御協力をいただきながら、委員がおっしゃるとおり、個々での、我々はしっかり折衝させていただきますけれども、地域の皆様と連携をさせていただきながら事業を進めているところでございます。 43 ◯宮澤委員 以上です。 44 ◯児嶋委員 志政会の児嶋です。質問が5点ほどございます。よろしくお願いいたします。  初めに、3)主要施策成果説明書の376ページの下から377ページ上側にかけてのところです。道路附属施設更新事業について、お伺いいたします。  成果指標のところに、道路照明灯(水銀灯)のLED化数について、現在、水銀灯を使用している照明灯はどの程度残っていて、また、いつ頃までにLED化をする見込みなのかを教えていただきたいと思います。
    45 ◯加藤道路保全課長 水銀灯の残数とLED化の完了見込みについて、お答えします。  本市が管理する道路照明灯は、約1万1,000基あります。そのうち、水銀灯は約2,400基ありました。道路照明灯のLED化は、まず、製造禁止となる水銀灯を優先して取り組んでおりまして、過去の点検により、早期に補修等の措置が必要とされた水銀灯661基を令和4年度末までにLED化することを目標としております。令和2年度末までに約450基完了しており、残っている水銀灯の数は、約1,950基となります。  次に、水銀灯のLED化の完了見込みですが、LED化事業につきましては、予算の財源としまして、公共施設等適正管理推進事業債という起債を活用しております。今後の予算状況にもよりますが、ここ数年の実績であります年間約230基程度の事業が進みますと、約8年で水銀灯のLED化は完了する見込みとなっております。 46 ◯児嶋委員 なかなか数が結構残っているということで、LED化は初期投資もかかるということですけども、省エネにもつながりますし、長寿命化という形にもつながりますので、ぜひ計画どおり進めていただきたいと思います。  続きまして、同じ議案集3)の379ページから380ページにかけてのところになります。  交通安全施設整備事業について、お伺いいたします。  本事業の成果指標として、自転車走行空間ネットワークの整備率が設定されていますが、これまでの進捗状況と、今後の計画を、どのように進めていくかを教えていただきたいと思います。 47 ◯加藤道路保全課長 自転車走行空間の整備の進捗状況と、今後の計画の進め方について、お答えします。  自転車走行空間整備事業は、平成31年3月に改定した静岡市自転車走行空間ネットワーク整備計画に基づき、全体計画延長419.4キロメートルのうち、令和2年度末までに247.1キロメートルの整備が完了しており、整備率が58.9%となっております。  次に、今後の整備計画の進め方としまして、これまで、整備計画に基づき、市街地を中心としたネットワーク路線で自転車専用通行帯、いわゆる自転車専用レーンや矢羽根の設置をして、安全で快適な自転車走行空間を整備してまいりました。今後は、これらに加え、中山間地域におけるサイクリングコースとしてニーズがある路線について、矢羽根等の整備とともに注意喚起の看板を設置するなど、安全確保の対策を進める予定であります。そして、令和4年度末までに、整備率としまして、72%の目標達成に向けて事業を促進してまいりたいと考えております。 48 ◯児嶋委員 静岡市は通勤通学で自転車を使われる方が非常に多いところですので、優先順位をつけながら、市民の安全・安心のために引き続き進めていただきたいと思います。  続きまして、同じ資料のすぐ下のところに、成果指標として、小学校から半径500メートル以内における通学路の歩行空間整備率という形でこちらも設定されておりますけども、整備の目的と整備状況をお教えいただきたいと思います。 49 ◯加藤道路保全課長 小学校から半径500メートル以内における通学路の歩行空間の整備の目的と整備状況について、お答えします。  本市における通学路の交通安全対策は、教育委員会、警察、道路管理者などが連携して実施する静岡市通学路交通安全プログラムに基づく安全対策が最も重要として政策を進めております。これらに加え、通学路の安全対策を効率的かつ効果的に推進するとともに、子供や高齢者をはじめ、誰もが安全・安心に通行できる歩行空間を整備することを目的として、平成28年に静岡市歩行空間整備計画を策定しました。これまで以上に、小学校から半径500メートル以内の通学路において、グリーンベルト、区画線及びラバーポールの設置など、歩行空間の整備を計画的に行い、児童生徒の交通安全対策を推進しております。また、整備状況ですが、全体計画延長としまして、今、274.4キロメートル、このうち、令和2年度までに163.2キロメートルの整備が完了しておりまして、整備率は59.5%となっております。 50 ◯児嶋委員 通学時の事故というのは、他都市でもございましたが、子供たちの安全・安心のために、細い道で電柱があって、子供がこれをよけながらとか、その割には通行量が多い道というのもありますので、ぜひこちらの事業も優先順位をつけながら、進めていただきたいと思います。  続きまして、同じ議案集3)の386ページのところ、中ほどに、巴川流域貯留浸透施設の整備事業の中で、豊田中学校について実施されておりますが、この事業の概要と、これは水をためると聞いていますけれども、どの程度の雨を想定しているのかというところを教えてください。また、整備完了による期待される効果についてもお教えいただきたいと思います。 51 ◯伊藤河川課長 豊田中学校の事業概要と、それから、想定している雨、期待される効果について、御説明をさせていただきます。パネルで説明をさせていただきます。  まず、どのような施設かといいますと、現状の豊田中学校のグラウンドに貯留機能を付加させるというところで、この場合は、現地盤を最大で25センチ程度低くしております。これは、必ずしも掘り下げるということではなくて、水をためる部分の周りの地盤高によっては、30~40センチの擁壁を作ってそこに水をためるということも可能でございますけれども、豊田中学校については、校舎との兼ね合いも含めて、掘り下げる形で機能を作っております。水をためるのはグラウンドになりますけれども、水をためながら絞って出すというんですか、いわゆる水がめから一度にたまった水を出さないで、オリフィスという放流孔があるんですけど、そこから少しずつ出すことによって、水路とか河川の負担を軽減していくと。徐々に出しながら河川の負担を軽減していくという考えでございます。  それから、学校に水をためさせていただく施設を作るということについては、降雨が終了した後に2時間程度で水がはけるような設計をしております。そのために、グラウンドの周辺に側溝、グラウンドの地下に浸透管、土についても排水性の良いものを使いながら、速やかに排水できるような構造としております。貯留量は、豊田中学校は約1,600トンになります。面積でいいますと、約1万平米。100メーター掛ける100メーター、ちょっと縦横があるので、120メーターの80メーターぐらいの面積で水をためさせてもらいます。  それから、先ほど言いました25センチというのは、最大水深になりますので、表面排水も取りますので、一番深いところで25センチ程度。いわゆる小学生程度の子供たちが転んでも溺れないぐらいのイメージで、25センチが最大となっております。  それから、想定している雨になりますけど、これはいわゆる計画降雨になります。計画降雨は、巴川の流域水害対策計画に基づいて、10分の1確率といいまして10年に一度降るであろう雨を想定しております。これを数値で言いますと、1時間の最大雨量が約69ミリ。1時間で、箱を置いておきますと7センチ程度水がたまるぐらいの雨の強さ。これぐらいの雨が降ると、かなり先が見えないぐらいの雨ということになると思います。それから、24時間の総雨量で言いますと、約262ミリ、これぐらいの雨を想定しております。これが10分の1確率の降雨。巴川の流域は、全てこの計画に基づいて行っております。  それから、期待される効果につきましては、簡単にいいますと、河川への負担を軽減して浸水エリアを小さくしていくというところになります。計画の数値でいいますと、巴川流域の水害対策計画の中で、公園とか学校などの公共施設に16万トン、県が6万トン、静岡市が10万トンという計画があります。これは平成22年に策定されまして、20年の計画ですので、今、大体折り返し地点になっていますけど、静岡市が10万トン計画する中の5万5,000トンを超えていると。それに、豊田中学校の1,600トンが付加されていくと。今後、流域貯留施設を作れば、それにプラスされていく。あと10年で、4~5万トンやっていきたいという計画になっております。  今後、10万トンを目指して、いろんな場所に流域貯留浸透施設を整備していきたいと考えております。 52 ◯児嶋委員 私の家の近くになるもので、結構、地域住民からいろいろ問合せもあるものですから、また、効果のほうを市民の皆様にお伝えしていきたいと思います。  最後の質問になりますけれども、事務事業総点検表の329ページ、河川海岸愛護活動について、お伺いしたいと思います。  清掃等の河川海岸愛護活動を実施する団体に対して報償金を交付しているとのことですが、対象となる団体の基準だったり、あとは報償金の金額等々、お答えいただける範囲で教えていただきたいと思います。 53 ◯伊藤河川課長 河川海岸愛護活動の内容と報償金の金額について、御説明をさせていただきます。  団体の基準につきましては、静岡市河川海岸愛護活動報償金交付要綱があります。これに基づいて報償金を交付しているわけですけど、目的が河川及び海岸の環境の保全を図るために草刈りや清掃を実施する団体、または実施できる団体というところがあります。これがいわゆる基準になります。現在対象となっている団体は、河川海岸愛護活動を実施する自治会や町内会、それからボランティア団体やNPO団体などとなっております。また、報償金の額につきましては、実施面積によって金額が変わってきます。まず、500平米以上というところがあります。500平米以上から1,000平米未満については、一律2万円の報償金が出ます。3万平米以上は5万5,000円を上限として交付しております。ちなみに、令和2年度の実績につきましては、葵区で45団体、駿河区で16団体、清水区で19団体、合計で80団体に対しまして、300万円余の報償金を交付しているところでございます。 54 ◯児嶋委員 いい活動かと思うので、広くいろんな団体に周知してもらうとともに、公平な対応をよろしくお願いしたいと思います。 55 ◯天野委員 街づくり研究会、天野です。  令和2年度の主要施策成果説明書407ページ、地籍調査費について、お伺いします。  翌年度繰越額の1,012万円が出ていますが、繰越しとなった主な要因を教えてください。 56 ◯中司地籍担当課長 地籍調査費の繰越しとなった主な要因についてお答えします。  繰越しをした地籍調査費1,012万円は、駿河区高松地区などにおける土地の境界立会いや測量を行うための経費でございます。地籍調査において土地の境界確認を行うには、法務局の公図、それから地籍測量図を参考としておりますが、その図面と現況の土地の位置関係や形状が異なっている箇所については、法務局との調整が必要になる場合があります。この事案においても、地権者への説明と承諾に日時を要したことから、やむを得ず繰越しをしたものです。 57 ◯天野委員 この繰越しによって、事業の進捗に遅れが生じることはありますか。 58 ◯中司地籍担当課長 本市の地籍調査は、面積をできるだけ大きく設定しておりまして、地区全体で行っているところでございます。地籍調査は3年工程で進めておりますが、繰越しをした業務というのは、2年目に行う業務となります。既に地権者の承諾をいただいておりまして、今年の9月に完了しております。次の3年目の業務は、地籍図等の作成になるわけなんですが、9月に発注を終えておりまして、今年度内に作業を終了する予定で進めておりますので、計画どおり3年工程の期間内に全体調査を完了させる見込みでございます。 59 ◯天野委員 意見・要望は後ほど伝えさせていただきます。 60 ◯畑田委員長 ほかにありますか。             〔「ありません」〕 61 ◯畑田委員長 ほかにないようですので、質疑を終了します。  次に、要望・意見、討論に移ります。  念のために申し上げますが、認定第1号中所管分は、先日の都市局所管分も併せて討論をお願いします。  それでは、要望・意見、討論はありますか。 62 ◯福地委員 自民党です。よろしくお願いします。  自民党は、先日の都市局の分も併せて全て賛成でございます。よろしくお願いします。  意見・要望ですけれども、まず、街路整備事業ですけれども、先ほど宮前岳美線、唐瀬街道の話をさせていただきましたが、円滑な道路整備推進といったところはもちろんなんですけれども、この道路については、小学校や市立高校、こども園等とかずっと並んでいますので、危険な交差点の早期の解消をお願いしたいと思います。また、この道路は県立総合病院へ続く重要な路線でもありますので、救急車も頻繁に走ります。災害時のことも考えて、ぜひここは手厚くしっかりと整備を加速していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  あともう1点、街路整備事業ですけれども、質問はしませんでしたけれども、駿河区日出町高松線については、静岡ガスさんの御協力もありまして、歩道に多くのガス灯が設置されて、今、まちに潤いがもたらされている状況です。駅からも近いので、歩いたり自転車で見に来てもらえるようPRやイベント、地元の自治会と連携してぜひ進めていただきたい、検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  最後に、両河内のスマートインターチェンジですけれども、先ほど供用のタイミングはまだ言えないよということでありましたが、地元のいろんな準備もあろうかと思います。御商売されている方もいるでしょうし、住宅を建てたい方もいらっしゃるかもしれませんので、いつ頃できるのかといった計画の情報を早めに出していただきますようにお願いしたいと思います。 63 ◯加藤委員 公明党です。都市局審査分も含めて、全議案に賛成の立場で意見・要望を申し上げます。  まず、急傾斜地崩壊対策事業ですけれども、事業主体は県ということで、先ほど御答弁のとおり157か所のうち31か所の事業進捗済みということでありますが、事業完了に数十年単位の時間を要するということも想定されますし、昨今の豪雨災害が頻発する中で、危険度の高いところも、都度、対応が求められると思います。また、先ほど河川課長からも住民の適切な居住誘導というお話もございました。国土交通省では、昨今、こうした自然災害が発生した地域、災害のおそれのある区域の住民に対して、防災集団移転促進事業というものを開始されておりまして、94%公的負担ということを可能とする事業も開始されています。こうした事業を促進していくことも、市民の命を守ること、地方財政の負担を軽減していくことにもつながっていくと思いますので、中長期の視点からいけば、今後1つの選択肢として本市でも導入をしていただくことも必要なのかなと思いますので、御検討いただければと思います。  それから、道路サポーター制度について、実際に道路サポートの方からお話をお聞きしましたところ、軽微な道路の陥没とかそういった場所の説明をするのが大変なときもあるという声もございました。既に本会議でも取り上げられておりますけれども、千葉市や福岡市でやっているようなLINEでの道路陥没箇所の通報制度、こういったところも、当局の皆さんの負担軽減がされるように、お互いのメリットを見いだせるような効果の高い事業にしていただければ幸いです。  それから、丸子池田線の上原川付近のことについてもお伺いしました。長田支所、児童館、図書館、公園が併設をされており、子供からお年寄りまで多くの方が利用されているところでございます。公共施設へのアクセス道としての側面もありますので、引き続き周辺の市道も含めて整備に御尽力いただければ幸いです。 64 ◯宮澤委員 創生静岡も全議案に対して賛成させていただきます。  その上で、建設局分の意見・要望を述べさせていただきますが、建設局さんの事業というのは市民に直結していて、最も分かりやすいというか、なおかつすぐに生活がよくなるという、防災減災の面でも効果が非常に現れやすい事業だと思いますので、これからも積極的に事業を進めていただけるようお願いします。  先ほどの質問の中からですが、まず1点目は、井川のほうの道路ですけれども、今、自然に対して、かなり人間の意識の中で関心を持ち始めているというのが現状であって、そういう意味でいうと、井川は本当にすばらしい自然が残っている地域だと。この道路の開通によって、30分近く時間が短縮される。そうなると、子育て世代を含め、多くの方が井川にこれからも行くんじゃないかと思いますので、ぜひこういった道路の整備も、生活道であり、命の道と言われていますけれども、また積極的に進めていただけるようお願いいたします。  2点目ですが、先ほどの流域治水プロジェクトがありました。意見・要望みたいな形で先ほどもう述べちゃいましたけれども、今回学校のグラウンドという話も出てまいりましたけれども、海抜が低い、だから危ないではなくて、河川課だけではなくて、地域の皆さんだとかほかの所管課、教育委員会、ぜひそういったところとも協力して、前向きな対策を進めていただくようお願いします。  もう1点、河川課のほうですけれども、先ほど河川の様子を携帯で見れるようにと。それこそ、今まさにデジタル化だと思うんですよ。_______________________________________一番危ないのになんで見に行くんだと。でも、みんな心配だし、町内会長だって防災の方々が見て、みんなに安心を伝えなきゃいけない。だから見にいっちゃうんだよね。でも、それがもし事故につながるようなことがあってはならないので、スマホの普及率もこれぐらい高くなっていますので、そんなにお金がかからないんじゃないかと言われていましたが、ぜひとも、国とか県など、サイポスとかいろんなところとシステムを連携して、ぜひ見えるような形で進めていただきたいなと思います。  あと、もう1点だけ。国道150号バイパスについてですけれども、個別の対応をぜひともお願いしたいと思います。その中には、道路だけでは完結できないようなことで、例えば、今、土地取得をしたいところに、6軒、7軒が共有で使っている井戸が掘ってあって、その土地を用地として提供しちゃうとその周辺の農家さんたちがその井戸水を使えなくなるとか。あとは、例えば、店舗を移転なりやめて新しく作り直すときに、農業系の法律の中で昔はよかったけれども今はできないような形になっちゃっているんですね。だから、そういった様々な課題を抱えているところもありますので、建設局の道路の方だけではなくて、当然やっていただいていると思いますけど、農地整備だとか農業関係の職員と一緒になって、ここの土地をどうしたらいいかとか、この方々の問題についても取り組んでいただきたいなと思います。久能の町内、中平松から東の町内は、要望は何ですか、困ったことは何ですかと聞くと、旧道で車がものすごく飛ばすと。確かに本当に飛ばすんですよ。みんなあの狭い道で40キロ、50キロを出しますから。だけど、今は何とか事故がない。それはみんな気をつけて、危ないと分かっているから。でも、あそこは通学路でもあるし子供たちも通るし、観光客もいっぱい歩いています。そういった道路なので、国道150号の早期の4車線化を進めることによって、旧道が安全になるように、また、庁内のほうでも連携していただきたいと思っております。  以上で意見と要望を終わります。 65 ◯児嶋委員 志政会といたしましても、全案件に対して賛成させていただきます。  意見・要望について、私の質問させていただいた内容は、重複になりますけれども、道路照明灯LED化については、省エネルギー、あとは長寿命化というために、計画的に進めていただきたいと思います。  それから、自転車走行空間ネットワークであったり、小学校から半径500メートル以内の通学路の歩行空間についても、市民の安全・安心のために、継続的に、計画的に進めていただきたいと思います。  また、最後に、前回も要望をさせていただいた丸子池田線、ツインメッセ、イトーヨーカドーから東に向かう道。小鹿郵便局のところは非常に先頭が渋滞をするというところで、歩行者がいると左折がなかなかできなくて滞留する原因だというふうに感じておりますので、左折レーンだけでも先にというところを引き続き検討を進めていただきたいと思います。 66 ◯天野委員 街づくり研究会も、全議案に関して賛成させていただきます。  要望に関してですけれども、質問させていただきました地籍調査事業。今後来るであろう南海トラフ大地震に対して、本市の甚大な被害を想定すると、早期の道路復旧に欠かせないものと認識しています。また、東日本大震災の後、人口動態調査からも、岩手県沿岸部の12市町村の震災前人口と現在では、比較すると17%減少していると聞いております。本市においても、津波により沿岸部に甚大な被害を受ければ、早期の震災復興という課題が生じ、それが人口減少を加速させる大きな問題となるのが想像できますので、建設局には、事前復興対策として重要な地籍調査について、特にスピード感をもって進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。 67 ◯畑田委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終了し、採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、本件は簡易採決にてお諮りします。  認定第1号中所管分は、認定することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 68 ◯畑田委員長 御異議なしと認め、認定第1号中所管分は認定すべきものと決定しました。  以上で、決算審査を終了します。  この際、暫時休憩とします。                 午前11時49分休憩      ──────────────────────────────                 午後1時再開 69 ◯畑田委員長 休憩前に引き続き委員会を再開します。  次に、議案審査に入ります。  議案第143号中所管分、議案第156号及び議案第160号から議案第162号までの5件を一括議題とします。  それでは、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 70 ◯畑田委員長 ただいまの説明に対する質疑に入ります。  なお、発言の際には、議案書の番号、ページ数、項目等を述べていただくようお願いします。  質疑はありますか。 71 ◯福地委員 よろしくお願いします。  資料-2の10ページ、インフラ分野のDX推進プラン策定事業について、お聞きします。  この事業ですけれども、インフラ分野のDX推進ということでありますが、この事業の中身はどのような事業なのか教えていただきたいのと、あと、これを推進することでどのような効果が期待されるのか。また、どのような体制でつくっていくのかを教えてください。 72 ◯野田建設政策課長 今回9月補正でお願いしますインフラ分野のDX推進プラン策定事業でございますが、国土交通省は本年2月にインフラ分野のDX施策を公表して、新型コロナウイルスを契機に、非接触リモート型の働き方への転換や建設現場における安全性の向上を図るため、データとデジタル技術を活用したインフラ分野のDXを進めております。これを受けて、本市につきましては、国交省のDX施策が示すアクションプランを基に作成を進めるわけなんですけれども、ここには大きく3つ柱がございます。1つは市民サービス。これは、例えばオンラインで完結する電子申請、こんなものをイメージしていただければと思います。次に、安全。これは、現場の安全管理なんですけれども、例えば今日、午前中に宮澤委員から見える化を進めること、これがデジタル化に適しているんではないかというお話もありましたが、こういったものを踏まえまして、最終的には働き方改革へつなげる、ゴールに行くといったものでございます。  本市に適合したDXを実現するためには、静岡市インフラ分野のDX推進プランを策定して、取り組むべき事業を示そうとするものでございます。国は、建設業界も含めて大きな事業をイメージしていると思います。本市で実施するには、市の実情に合った手法を検討する必要があろうかと思います。そういったことで、プランの策定、静岡市のオリジナル版をつくっていこうというものでございます。  次に、なぜ策定するのか、それから、期待する効果でございますが、国も自治体も、重要性については十分認識をしているものではございますが、なかなか分かりづらいということで、先行事例もあまりありません。手探り状態で進めているところなんですけれども、だからこそ早期に指針を策定したいという思いから、9月補正でお願いしようとするものでございます。  このインフラ分野のDX推進プランでは、事業のデジタル化を各部局が個別に行うことで、かえって局間連携が図れないといったことが生じないように、DX化のビジョン、それから方向性を示すことで、市における総合的な対応を可能にしようというものでございます。また、実施段階からおのおのの事業が効果的に推進できるように、プランの策定時から局間連携を図って、お互いの情報を共有しながらプランを策定していきたいと考えております。  どのような効果という部分なんですけれども、このDXプランの策定は、最新のデジタル技術や都市でのDXの導入事例等の専門情報を持った建設関係のコンサルタントさんとともに策定をしてまいりたいと思います。一方、市では、関係局の職員によるプロジェクトチームを立ち上げて、本市のインフラ分野に関する現状や課題を整理します。そして、優先して取り組む事業を選定してまいります。これは、策定中の静岡市全体のプランと連動して、例えばオンラインで完結する電子申請の拡充に取り組むことで、行政手続の簡素化等に伴う市民サービスの向上、それから、非接触リモート型への働き方改革が期待されるところでございます。 73 ◯福地委員 まとめて聞いてしまって済みません。たくさん答えていただきまして、ありがとうございました。  今、静岡市のオリジナル版をつくっていくという話だったんですが、静岡市のインフラのデジタルデータというのは、どこまで、要は国交省にそれは全部渡していくような形になるのか、それとも民間企業にオープンにしていくようなものになるのか。セキュリティーの関係もあるとは思うんですが、その辺はどんなイメージなんでしょうか。 74 ◯朝比奈技術政策課長 デジタルトランスフォーメーション──DXについてですけれども、全体を、1つのデータをつくったものを国に出すとかではなくて、ICP施工であったりとか遠隔臨場とか、そういった物事に生成されるデータを、その物事の中で次の工程で生かして使っていこうという考え方、概念のものであって、できたものを国に渡すよとかじゃなくて、例えば工事でいきますと、測量を最初にしまして、ドローンとか3Dでデータを集めます。この集まった3Dデータを生かして3Dの設計をすると。3Dで設計したデータを、3Dのデータに対応した重機に入れることで、そのデータを生かして重機のオペレーターの自動化だったり運転の補助だったりということをします。その後、今度は工事が終わったデータができますので、そのデータを基に、維持管理へと引き継いでいく。それぞれの工程で生産されるデータを常に引き継ぐことで、効率的に作業をしていきたいというものであって、どこかへ出すとかそういったものではございません。 75 ◯福地委員 続いて、次のページ、道路関係データ取得活用事業ですけれども、今回の補正予算、これは新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の対象事業ということでありますが、どのような理由で対象となっているのか教えていただきたいと思います。 76 ◯杉村道路計画課長 道路関係データ取得活用事業が新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の対象となる理由についての質問にお答えします。  先ほどの部長からの説明と若干重複する部分がございますが、当該事業は、ドライブレコーダーから得られた走行データの活用方法を株式会社ユピテルと共同研究することで、デジタル化の推進による道路行政の効率化が図られ、ひいては将来を見据えた先行投資になるものと考えております。この事業につきましては、令和2年4月閣議決定の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策で、コロナ終息後を見越し、経済を持続的な成長軌道へ戻していくため、デジタル化、リモート化による未来を先取りした投資喚起の必要性が示されており、この考え方に沿って実施していくものでございます。 77 ◯福地委員 ユピテルとの共同研究で得られるデータによってどのような課題解決を想定されているのか。あと、もう1点、しずみちinfoとの違いというか、また、いずれリンクしていくようなことがあるのかどうか、その点についても教えてください。 78 ◯杉村道路計画課長 具体的な課題解決についてという部分と、しずみちinfoの関係について、お答えします。  まず、課題解決ですけれども、本事業は、公用車に取り付けるドライブレコーダーから取得できるGPSデータ、映像データを活用した課題解決を考えております。具体的には、GPSデータでは、幹線道路の走行速度をモニタリングすることで渋滞状況などを把握し、計画道路の事業効果や整備後の効果測定が可能になると考えております。また、映像データは、道路舗装の損傷状況をAI分析により抽出することなどが可能となり、舗装の維持管理、舗設計画に生かすことができ、維持管理の効率化につながると考えております。
     また、しずみちinfoとの関係ですけれども、しずみちinfoは、どちらかといいますと、現在の道路の規制状況、例えば工事、災害等で通行止めになっているか、もしくは時間帯通行止め等が発生しているか、そういった情報を主に掲載しておりますので、今お話をさせていただきました内容とは若干異なってくるので、今のところ、しずみちinfoへのそういったデータの掲載ということは考えておりません。 79 ◯山本委員 資料-2の11ページになります。  「(仮称)トライアルパーク蒲原」整備事業について、お聞きしたいと思います。  道の駅等の呼び名もあったと思うんですけれども、(仮称)トライアルパーク蒲原の事業内容について教えてください。お願いします。 80 ◯杉村道路計画課長 (仮称)トライアルパーク蒲原の事業内容について、お答えします。  本事業箇所は、東西交通の大動脈であります国道1号富士由比バイパスに近いことから、地元の要望を踏まえ、これまで道の駅整備事業として拠点づくりを検討してまいりました。(仮称)トライアルパーク蒲原は、トライアルサウンディングという手法を用い、暫定の形態ですが、比較的小さい投資で実際にオープンし、民間事業者の協力を得ながら、蒲原にふさわしい機能を検討していこうというものでございます。具体的には、まずは市が自転車の休憩施設にもなり得るコンパクトな施設を整備した上で、民間事業者にキッチンカーや仮設店舗など、比較的低い投資により使い方を試してもらい、必要なもの、ことを選択してまいります。さらには、自転車を活用したまちなかの回遊につながりますようサイクルコースの設定やガイドツアーによる案内など、自転車の積極的な活用も考えております。また、これらトライアルサウンディングでの結果を検証していくことで、道路休憩施設の必要性を踏まえながら、道の駅の整備を検討してまいりたいと考えております。 81 ◯山本委員 引き続いて、(仮称)トライアルパーク蒲原についてなんですけれども、少ない投資でというお話もあったんですが、この事業は企業版ふるさと納税による寄附金を財源に活用しているとのことですが、どのような用途で寄附金を使用するか教えていただきたいです。また、以前頂いた報道資料だと、土地の一部が寄付されるということを聞いているんですけれども、寄附対象以外の西側の無償の借地はどのような扱いになっているか、こちらも併せて教えてください。 82 ◯杉村道路計画課長 まず、1点目の寄附金の使用用途について、お答えします。  頂いた寄附金は、トライアルパーク蒲原の施設整備の充実に活用させていただきます。具体的には、ウッドデッキの設置など、施設利用者の快適性の向上や施設機能の向上など、屋外空間の放出化を図ることを考えております。  2点目の質問の西側の無償借地の取扱いについて、お答えします。  今回寄附を頂きます土地は、(仮称)トライアルパーク蒲原に必要となる最低限のエリアとして、約1ヘクタールとなります。西側の無償借地部分は約1.4ヘクタールとなりますが、こちらは、国道1号バイパスを走行するドライバーの休憩用の駐車スペースとして開放を予定しており、道路利用者の利便性向上等に資するものと考えております。 83 ◯山本委員 別の内容になります。  資料-2、13ページの一般県道富士由比線寺尾橋架替事業について、お聞かせいただきたいです。 84 ◯加藤道路保全課長 富士由比線寺尾橋架替事業の概要について、御説明します。  一般県道富士由比線は、富士市を起点に、蒲原地区を経由して由比地区を終点とする主要な幹線道路であります。第2次緊急輸送路にも指定されております。架け替える寺尾橋は由比の市街地と国道1号を結び、JRの東海道本線をまたぐ、日交通量1万台を超える重要な橋梁であります。この寺尾橋は、昭和4年の架設から92年が経過しており、老朽化による各部材の損傷が多く、耐震機能も有していないため、この架け替えは長年の懸案事項でありました。今回の架け替え事業は、平成20年に旧由比町の本市への編入に伴いまして、県道の管理移管を受けてから検討を開始しております。架け替えに係る協議を、地元自治会、あと関係機関などと行った結果、現在の場所から由比駅側に80メートル移動した場所で新たに架け替えをすることになりました。 85 ◯山本委員 重ねて寺尾橋の架け替えの工事なんですけれども、今後の工事のスケジュールも教えていただけますでしょうか、お願いいたします。 86 ◯加藤道路保全課長 今後の架替事業のスケジュールについて、お答えします。  架け替え事業は、既に用地取得、物件補償などで令和元年から本格的に事業を開始しておりまして、令和3年度は、本格的に架け替えが始まる橋梁工事に支障となります工業用水の移設工事を、静岡県企業局が実施しております。令和4年度から、JR東海に工事委託をする橋台1基、あと上部工の架設など橋梁工事に着手しまして、約6年間の工期を経まして、令和9年度に完成する予定であります。その後、令和10年度に橋梁前後の取合道路の工事を実施する予定になっております。 87 ◯加藤委員 それでは、1点だけ質問させていただきます。  先ほど福地委員からも質問されておりました9月補正の資料-2、10ページ最下段のインフラ分野のDX推進プラン策定事業ですけれども、午前中の審査の中でも話題となっておりましたが、激甚化する災害に関し、デジタルトランスフォーメーション──DXを活用して、よりよい防災対策につなげることができるんじゃないかと思いますが、現状でどのように捉えていらっしゃるか、お聞かせいただければと思います。 88 ◯野田建設政策課長 先ほど、DXプランでは、安全も1つの大きな柱であるということを申し上げました。委員御指摘の防災対策に係る活用でございますけれども、あくまでも、1例でございますけれども、流出した土砂量の算出に関して、過去に測定した現場のデータと、ドローンで測定した現況のデータを照合、当てはめることによって、速やかに流出量を算出することが可能になるのではないかと思います。そういったストックデータの管理なんかも入ってくるわけなんですけれども、これを防災対策に活用することで、緊急時において、直ちに復旧活動に入ることができるのではないかと、そんなふうに期待をしているところです。また、こうした一つ一つの事業を円滑に行うためには、DX技術、それからデータを活用できる力が必要になってきますので、併せて人材育成につきましても充分考慮していきたいと考えております。 89 ◯宮澤委員 1点だけ教えてください。  資料-2の11ページ、(仮称)トライアルパーク蒲原ですけど、静岡市においては、企業版ふるさと納税は初めてということなんですが、ふるさと納税の中身と、企業にとってどういうメリットがあるのか、その点を教えてください。 90 ◯杉村道路計画課長 企業版ふるさと納税の関係で、企業に対するメリットをお答えします。  企業にとりましては、まず第1に、9割の税制控除というところが大きく挙られると考えております。  また、企業にしてみますと、こちらに寄附をしていただいたということで、当方としましては、その企業名の掲示をホームページ上と現地にて行いたいと考えております。まず、掲示の有無については、企業側の意向を尊重することが前提にはなりますけれども、原則、企業版ふるさと納税を頂いた企業については、ホームページ上で公表させていただくとともに、先ほども話をさせていただいたように、施設内にも掲示をさせていただきたいと考えております。 91 ◯宮澤委員 答えられたらでいいんですけれども、企業が9割税制面で効果があるということなんだけれども、これは、どの税金に対して9割メリットがあるのか。  例えば個人だったら所得税に対してふるさと納税が適用で、静岡市に対しては物品の返品を受けることができないけれども寄附できるよ。市外のところだったら、物品も含めて寄附ができるよということなんですけど。  企業の場合、例えば静岡市に出している税金として、法人市民税もあるし固定資産税もあるし、本社の位置によっては、それもまた別々だったりするので、だから、企業にとって、どの税金がどういうメリットになるよというのが、普通は企業に対して事業の説明の中でされていると思うんですけど。そこら辺が、大企業でも、それこそ利益を出さずに投資をしている企業にとってみたら、そんなに税金を控除する必要もない、ただし、固定資産税は決まった額がかかってきちゃう。固定資産税も適用できるんだったら、幅広くいろんな企業も参加できるよねとか。  どの税金に対してどういうメリットが与えられるのか、分かれば教えていただきたい。 92 ◯杉村道路計画課長 ただいまの税金の関係につきましては、我々もそこは専門ではないので、もう一度、そこら辺は確認しましてお答えさせていただきたいと思います。 93 ◯児嶋委員 私も資料-2、11ページの同じく「(仮称)トライアルパーク蒲原」整備事業で、1つお聞きしたいと思います。  補正額2,000万円とありますが、この2,000万円はもう既に集まっている金額なのか、もし集まっていないのであれば、寄附額が補正額に満たない場合は、どのように対応されるか教えていただきたいと思います。 94 ◯杉村道路計画課長 寄附額について、また、寄附額が補正額に満たない場合についての質問にお答えします。  現在の寄附申出額の合計は、4社から810万円となっております。今回の補正額につきましては、寄附額に応じて補正を繰り返し行わないよう予算上の枠を2,000万円と設定させていただいております。現在、寄附を検討中の企業も数社おられますので、2,000万円という金額にほぼ近づくものと考えております。  また、施設をオープンするための基本的な整備への予算は既に確保しておりますので、頂いた寄附金額に応じて、施設整備の充実といったところに使わせていただきたいと考えております。 95 ◯天野委員 街づくり研究会、天野です。  議案集1)の63ページ、議案第160号工事請負契約の締結についてですけれども、一般県道静岡焼津線(石部海上橋)橋梁耐震補強補修工事について伺います。  石部海上橋については、3分の1程度の工事の規模の契約が9.5億円の事業費ということでありますけれども、どのようなことに工事費がかかるのか、教えていただきたいです。 96 ◯牧野駿河道路整備課長 当該工事の工事費がどのような要因により要するのかの御質問について、回答いたします。  石部海上橋は、名前のとおり大崩海岸の海上に架設されているコンクリート橋でございます。年間を通じ、潮風や海水にさらされ、波浪・高潮等の影響を受ける大変過酷な環境下にございます。このため、工事に当たりましても、ほかの橋梁と比べ現場施工条件に制約がありますので、工法も特殊なものを採用して実施しております。  まず、橋脚の耐震補強では、通常、周りを締め切り、水を排除して作業空間を確保しますが、これには、海上であることから膨大な仮設工事費が必要となります。そのため、潜水士による海中作業により、締切不要で補強を施す工法を採用しております。これにより、従来工法より3割強の経費節減を見込んでおります。  また、補修においては、通常考慮しない塩害対策が必要になります。補修用コンクリートに鉄筋腐食を抑制する薬剤を配合する工法や上部工全体を保護膜にして防水する、被膜する工法を採用しております。  以上のことから、海上である厳しい環境条件に適合した新技術等を活用し、経済的な事業によりこのような費用となっております。 97 ◯天野委員 大変よく分かりました。 98 ◯畑田委員長 ほかにありますか。             〔「ありません」〕 99 ◯畑田委員長 ほかにないようですので、質疑を終了いたします。  次に、要望・意見、討論に移ります。  念のために申し上げますが、認定第143号中所管分は、先日の都市局所管分も併せて討論をお願いします。  それでは、要望・意見、討論はありますか。 100 ◯福地委員 自民党です。都市局の分も併せて全て賛成であります。  意見・要望ですが、まず、インフラ分野のDX推進プラン策定事業と道路関係データ取得活用事業ですけれども、これは、どちらも市民サービスの向上、あと見える化による安全性の向上、働き方改革など、多くのメリットがある事業であると思います。適正に推進をしていただきたいと思います。  次に、「(仮称)トライアルパーク蒲原」整備事業については、企業版のふるさと納税という事業者の善意によって進められる事業であると思いますので、地域の方々の関心も高いのではないかなと思います。ぜひ事業内容の周知、広報、こういったところにもしっかりと力を入れて進めていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 101 ◯加藤委員 公明党としても、先日の都市局分も含めて、賛成の立場で意見・要望を申し上げます。  国土交通省では、流域治水について、来年度の予算になると思うんですが、流域治水とDXの推進ということで予算を要求されているということですので、先ほど課長のほうからも答弁がありました、二次元の図面とドローンを活用した三次元の図面、これを組み合わせて、より効果の高い取組が期待できると思います。河道の流下能力だとか堤防の健全性の把握、樹木の繁茂状況の監視等々、今まで大変な作業だったものが、より見える化できるんじゃないかと思います。  さらに、DXを活用する中で、どこのロケーションの場所で事業をやることが最も効果的なのかという分析ができるようになれば、限られた予算の中で一番効果的な事業の推進ができるんじゃないかとも考えますので、この補正予算を積極的に活用していただいて、人材育成なんかにも力を入れていただければと思います。  それから、(仮称)トライアルパーク蒲原については質問しませんでしたけれども、企業版のふるさと納税の第1号ということで、非常にありがたい取組だと認識しています。磐田のほうでは、8億円をふるさと納税で集めて、防潮堤の整備にも活用したりだとか、他県ではサッカースタジアムにも資金を集めているという中で、例えば流域治水の貯水能力も含めたような、そういう新しいものに企業版ふるさと納税を使っていけば、より事業効果が高くなっていくんじゃないかなと思いますので、ぜひともこの事業をさらに推進をしていただければと思います。 102 ◯宮澤委員 創生静岡として、先日の分と今日の分と、全て賛成させていただきます。  その上で、本日の補正についての意見・要望ですけれども、先ほど来、出ていますように、インフラ分野のDXに関しては、午前中も言いましたけど、やっぱり見える化は大変大事だと思います。それと同時に、防災について、東海地震説が叫ばれてから、静岡県は最も力を入れておりますけども、いつ来るか分からない備えに対しても、こういったデジタルの力を使っていただきたいなと思います。河川だけに限らず、地域によっては実は何年かに1回いつも浸水してしまうようなところがあるんですよね。そういったところでも、例えば現地に見に行かなくても、携帯、スマホなんかで、また、あそこの高架下がいつも水があふれちゃっているねとか、そういったものが分かるとか、何かいろいろ方法も考えられるんじゃないかなと思いますので、ぜひ御検討をお願いしたいです。  もう1点、(仮称)トライアルパーク蒲原、とにかくふるさと納税は自分も絶対やったほうがいいと思っているので、人もお金も外から取ってくる。その競争だと。それは、やっぱりアイデアと実行力が伴うことだと思いますけども、ぜひとも進めていただきたいと思いますので頑張っていただきたいんですが、1点だけ。今、企業に対して税金が、どこがメリットになりますかと聞いたときに、やはり窓口として、企画とか財政かもしれないんだけれども、ここの部分とこの部分の税金が安くなるんで、企業にとってメリットですよと。企業から寄附したときにメリットになるのは今までは3割なんですね。それ以外に6割プラスになっているので、こことここの税金がお宅の場合だとこれだけメリットがあるみたいなことを、事前に、そこら辺も併せて伝えられるようにしていただいたらいいのかなと、若干ですが思いましたので、ぜひよろしくお願いします。 103 ◯児嶋委員 志政会といたしましても、本議案について、全て賛成という立場を取らせていただきます。  意見・要望については、DX推進プランについては、国交省からもいろんなアイデアが出されていると思いますし、ほかの自治体でもいろんな事例があるかと思いますので、本市に応じて優先順位をつけて、効果的な対応を、安全それから効率化に向けて対応していただきたいというふうに思います。  それから、(仮称)トライアルパーク蒲原については、宮澤委員からも企業のメリットというお話がありましたけれども、やっぱり企業としては名前をPRするというところも1つの大きなメリットかなと思いますので、そういうところも含めて、各企業にこういうメリットがありますよという周知をお願いしたいと思います。 104 ◯天野委員 街づくり研究会です。  議案に対しては、全て賛成させていただきます。 105 ◯畑田委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終了し、採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、議案第143号中所管分ほか4件を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第143号中所管分、議案第156号及び議案第160号から議案第162号までの5件はは、可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 106 ◯畑田委員長 御異議なしと認め、議案第143号中所管分ほか4件は可決すべきものと決定しました。  以上で、議案審査を終了します。  残る報告事項に関係のない説明員の皆さんは退席していただいて結構です。速やかに、お静かにお願いいたします。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 107 ◯畑田委員長 次に、報告事項に移ります。  境界確定請求事件の判決について及び損害賠償請求調停の結果について、報告を聞くこととします。 108 ◯中司地籍担当課長 境界確定請求事件の判決について、報告をいたします。  令和2年3月12日、2月定例会都市建設委員会にて御報告しました、市に対して境界確定を請求する訴訟が静岡地方裁判所に提起された事件について、市の主張を認める判決がありました。原告は告訴せず、令和3年9月22日に判決が確定したことから、本日報告させていただくものでございます。  提起された箇所ですが、宅地と宅地の間に水路敷がありまして、現況も水路があるわけなんですが、原告は、現況水路の一部が原告所有地にあると主張しておりました。一方、市は、当該水路は、昭和40年代の地籍調査により作成された地籍図及び現況測量図の重ね図に示された水路敷の位置にあると反論した結果、地籍図と現況が整合し、地籍図の信頼性が高いと言えるとしまして、市の主張が全面的に認められた判決が言い渡されたものです。 109 ◯牧野駿河道路整備課長 去る7月2日、令和3年6月定例会都市建設委員会にて御報告しました、令和3年第28号損害賠償請求調停事件について、調停結果を御報告いたします。  まず、事件の経過について、改めて御説明いたします。  令和3年2月9日、午前9時20分頃、駿河区内の運送業者所有の大型貨物自動車が、国道150号上り線、新日本坂トンネル内を走行中、トンネル壁面に設置した煙霧透過率測定装置の投光部に接触する物損事故が発生しました。この事故は、破損した機器が接触するような状態で設置し、放置した、道路管理者の公の造営物の設置または管理に瑕疵があったために、他人に損害を生じたものであるとの主張により、国家賠償法第2条第1項に基づき、大型貨物自動車の修理費等の支払いを運送業者が道路管理者に求めたものでございました。  当方の見解は、トンネル内の監視カメラ映像から、当該車両が走行車線を逸脱し路肩を走行することにより、急ハンドル操作の車両の挙動が接触の原因であると考え、答弁書で主張いたしました。  令和3年7月21日、第1回調停に出頭し、両者の主張を確認した結果、合意が見込めないものとし、調停委員会が判断し、調停不成立となりました。このことについて、令和3年8月31日付で、市側代理人弁護士より調停不成立等の証明が市へ到達されましたので、本委員会での御報告となりました。  今後の予定となりますが、本市で破損施設の復旧に既に着手しておりまして、金額確定後、道路法第58条に基づき、原因者へ負担金として請求いたします。復旧は、年度内の完了を予定しております。 110 ◯畑田委員長 ただいまの報告に対して質疑等はありますか。             〔「ありません」〕 111 ◯畑田委員長 特にないようですので、質疑等を終了いたします。  報告事項は以上です。      ────────────────────────────── 112 ◯畑田委員長 この際、委員の皆様にお諮りします。  宮澤委員から、先ほどの決算審査に係る要望・意見、討論の発言のうち、その一部を、お手元に配付した資料のとおり取り消したい旨の申出がありましたので、これを許可することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 113 ◯畑田委員長 御異議なしと認め、宮澤委員からの申出のとおり、発言の一部の取消しを許可することに決定いたしました。  以上で、本日の日程は全て終了しました。  これをもちまして、都市建設委員会を散会いたします。                 午後1時58分散会      ────────────────────────────── 都市建設委員長  畑田 響
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